2014年08月29日

一生の宝物 

 
先ほど、バディ・リッチとのプレイの緊張感は
きっとメンバーの一生の宝物だよね
という記事をFaceBookに書いた。

それで思い出したんだけど…

そいえば銀蝿さんも
特殊なイメージがあるバンドなので

そのせいか仕事で一緒にプレイするミュージシャンやスタッフが、
特に若者なんかの場合、バカに緊張していたりすることがある。

でもね、残念ながら
バディ・リッチの話とはちょこっと違う緊張感。

もっと原始的なバイオレンスな緊張感ていうか、
わかりやすくいうと
おっかない人達だからって種類の緊張感。

我々、何もなきゃおっかなくないのに、
なんとなくのイメージが先行してますからね。

ヘマしたら怒鳴られそうだからとか、
気分を損ねて殴られたらどうしようとか、
つまり極端に言えば、恐怖の緊張感なんだなきっと。

俺はね、
そういった場合の緊張感には、
いい緊張感と悪い緊張感があると思ってんの。

同じ緊張感でも天と地の差がある。

怒鳴られておっかね〜からヘマしたら大変だ。
って緊張は萎縮を招く。

気持ちも手足も萎縮しちゃって
かえってよけいに固くなって間違えたりして、
そいつの持つ本来の実力が発揮しにくくなってしまう。

実際、そゆ場面も今までたくさんあったし。

昔はさ、それでもよかったのかもしれないんだよ。
でも今は無理。

体育会系や不良あがりのヤツなら
どっかに、ドMなとこあるから(笑)
それも通じるかもだけど、
そうじゃない人もたっくさんいるわけで、

特に今の時代の若者は、ま〜るで違う価値観と
育ち方してんだもん。

だからさ
同じ緊張感でも

この人が努力してこんだけばっちりやってんだから
俺がヘマなんかしたら大変だ。

っていう恐怖の緊張ではない、
責任の自覚の緊張がいいと俺は思っている。

てゆか、一緒に仕事する人達の力を信頼して
より引き出してあげれたらなと思ってる。

育ててあげなきゃとも思ってる。

「銀蝿さんとやるとさ〜 普段の自分よりも全然いい仕事できるよな〜」

「なぜか一緒にいるとレベルアップできるんだよ」

とか思ってもらえたら最高。

だから俺も

俺たちとの仕事が、そいつの一生の宝物になるような
そんな男たちでいたいと思う。


一生の宝物






Posted by taku0922 at 09:17